白髪のメカニズム

白髪のメカニズムとは?

白髪のメカニズムは、昔から研究者としてなかなか困難なものでした。
メカニズムが判明しない原因として、命に関わるものでないために、研究の速度が遅くなったことも大きな理由となりました。

それが1996年かなりはっきりとした事実が発表されました。
東京医科歯科大や金沢大などの研究チームが発表されたのです。
マウス実験段階ではあるのですが、その発表は「白髪を改善する」ことに一歩大きく近づいたこととなります。

メラニン色素が髪の色を決める

髪の染色を決定するものは「メラニン色素」なのですが、その元になるものが毛穴の真ん中あたりに散らばっている「色素幹細胞」なのです。
その色素幹細胞が、使われては新しくなるという循環がうまくいっている間には白髪は発生しません。

しかし、なんらかの理由で循環がうまくいかなくなって、色素幹細胞が新しくできなくなってしまうと徐々にその全体数が減少していつの日かすべてなくなってしまいます。
すべてなくなってしまったときに白髪が起こります。

問題は、なぜ「色素幹細胞」が生まれ変われなくなってしまうのか、どんな原因が「色素幹細胞」の発生にストップをかけてしまうのか、それこそが白髪のメカニズムの解明へとつながるのです。

その内容が1966年の発表です。

その原因となるものが「DNAの損傷」だったのです。
色素幹細胞が色素細胞に分化すると、色素幹細胞の数はその段階で減少します。しかし、それを補うべくまた新しく生まれ変わります。
ところが、「DNAが傷ついたマウス」を経過観察したところ「減少した色素幹細胞」を新しくする力がなくなってしまったのです。
そして、「DNAを損傷したマウス」は体毛が白く変色してしまいました。

これが「白髪のメカニズム」です。

では、どうなれば「DNAに損傷」が起こるのかがこれからの命題です。
遺伝的な要素というのもあながちウソではないのですが、ある年齢までは「黒く染色」されていることを鑑みると「後天的にDNAを損傷」してしまう何かが体内で起こっていると考えたほうが自然です。

後天的損傷ということ、新しく生まれ変われない等からも、身体が後退していく要素(老化)が白髪のメカニズムの何かを握っているのでしょう。

昔から言われた海藻類の食事摂取は、白髪の防止に直接的には関係ないと思われますが、身体を老化させないという観点からは間接的に予防してくれるものかもしれません。

しかし、現段階では「白髪のメカニズム」に則る「改善方法」は見出せてないのです。 そのため「白髪をなくす」「白髪を目立ちにくくさせる」には、人工的に安全な方法で誤魔化していく方法を取らなければならないのが現状です。